スーはニュージーランドで、たくさんの羊やアンゴラ山羊と暮らしています。

スーのファームでは、年に1回、生後1年以内の子山羊の毛のみ刈り取ります。子供の毛は大人と比べて、さらさらでつやつやでふわふわ。人間もそうでしょう。

刈り取った毛を洗い染めるのは、パートナーであるジョンの仕事。スーがもこもこモヘアのかたまりから糸を紡ぎ出し、機で素敵なスカーフや毛布に仕上げます。

アンゴラ山羊の毛、モヘアの繊維の細さは24〜30ミクロン、特に生後2ヶ月以内の赤ちゃんの毛はキッドモヘアと呼ばれ、世界のモヘアの生産量のわずか8%。そのほとんどは高級紳士服地に生まれ変わります。

店主とモヘアのつきあいはとても古く、40年以上になります。くまのぬいぐるみを手始めにオーバー、セーター、毛布、マフラーなど、いろんなモヘア製品をこれまで愛用してきました。スコットランドのもの、ドイツのもの、北欧のもの、機械織り、手編み、手織り、産地も行程もさまざま。

モヘアは魅力はなんといってもふわふわの風合い。軽くて、しかもとってもあたたかなんです。一方で、品物によっては、毛が抜けるもの、ちくちくするものもありました。

スーの手で紡いだ糸で一段一段ていねいに織り進めていったモヘアは、これまで手にしたどのモヘアよりもふわふわでゴージャス。素朴だけれど、彼女の毛布にくるまっていると、くつろぎ最高の贅沢をしている気分になります。羊や山羊がたくさんいるファームのゆったりとした時間が織り込められているから、と思うのは店主だけでしょうか。

どうぞじっくりご覧くださいね。

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